この日を待っていたかのように校庭の桜も満開となりました。 4月6日,入学式では89名のかわいい1年生を迎え,児童547名, 教職員42名が心を一つにして,平成23年度のスタートを切りました。
就任式では,新しく本校へ来られた5名の先生方を紹介しました。
お一人お一人紹介する先生方に,子どもたちから自然に拍手が起き
ました。すてきな光景です。歓迎の気持ちが込められた温かい拍手
でした。児童を代表して6年生が歓迎の言葉を言いました。
新しく来られた先生方にとって,心あたたまる式でした。
また,堀井教頭先生が代表してお話をされました。
観音小学校のすてきなところを,もう3つ見つけました。
という内容で,グラウンドがとても広くて自然がいっぱいのこと,
観音小学校の先生方が何事にもとても前向きに取り組まれていること,
そして,子どもたちの聞く姿勢がすばらしく,
あいさつの声がとても気持ちがよいことをほめてくださいました。
自分のことのように大変うれしく思いました。
その後の始業式には,階段アートに込められている卒業生たちの思いを
再度それぞれの学年に向けて話しました。
最後に「卒業生のお兄さん,お姉さんからのメッセージをしっかりと心にとめ,
最高学年である6年生が中心となりさらにすてきな観音小学校にしてほしい」
との願いを伝えました。「はい」と返事する6年生の声に,頼もしさを感じました。
1年生の入学式では,『達磨』を風呂敷に包んで,1年生に何が入っているか当てさせました。
ほぼ全員が分かったところで,風呂敷を解き,『達磨』を見せました。
円卓の上で「倒れても起き上がる」様を演示した後,『達磨』のように失敗することがあっても,
いつまでもくよくよせずにがんばれ!そんな元気で,心の強い1年生になってほしい
と励ましの言葉を贈りました。
さて,東日本大震災の報道を目にする度に心を痛める毎日です。
被災された方々のことを思うと,ただただ一日も早い復興を願うばかりです。
そのような日々をすごしている中で,一枚の報道写真に出会いました。
再開した学校でうれしそうにおしゃべりを続ける子どもたちの写真です。
『ここには ともだちがいる』という見出しで,子どもたちの笑顔がありました。
その子どもたちの笑顔から,「生きる力」の強さを感じました。
「自分にできることをしよう」何度も呼びかけのコマーシャルが流れます。
自分にできることは,そう問いかけた時,今私にできることは,
観音小学校の子どもたちの教育に全力を尽くすことです。
子どもたちの笑顔があふれる学校,たくましく「生きる力」を培う学校,
そんな学校づくりに全力を尽くしていきたいと心に誓いました。
本校では,「つながり」を大切にした教育実践を重ねてきています。
しかし,学校だけでは,まだまだ不十分です。
学校と家庭・地域が共に手を取り合い,
子どもたちの教育に力を注いでまいりたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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